全人類トップキャスターを見て欲しい。

いきなり本題に入ります。

私はトップキャスターが大好きだ!!!!!

全人類、天海祐希主演 トップキャスターを見ろ!!!今すぐに!!

 

天海ヲタクの中でもこのトップキャスター、今ひとつ人気がない。

BOSSや離婚弁護士、キントリに比べると八段階くらい人気が劣る。私のTwitter観測範囲内でもトップキャスターが一番好きですと公言しているヲタクは多めに見積もって一人か二人くらいなんだ。Why!?Japanese Amami Wotaku!!!!

皆ちゃんと見たことある?見た上で人気ないの?正気ですか??(cv ケンドーコバヤシ)

天海ヲタクにも今ひとつトプキャの魅力が伝わりきってない気がするので、ここはひとつトプキャ椿木春香のガチヲタこと私がトップキャスターへの クソデカ感情と魅力をお漏らししていきます。

まずトップキャスターを見たことない人向けに、あらすじを公式から拝借いたします。

天海祐希が、スクープ主義のニュースキャスターに! さらに、矢田亜希子が、そのキャスターのアシスタントに! 正反対の価値観を持つふたりの奇妙な二人三脚。 職場の仲間たちを巻き込んで、大奮戦。 アンカーウーマンの座を巡って、想いを寄せる男性を巡って、仕事に恋にアツく燃える! ひとつのニュース番組を舞台に繰り広げられる人間模様を明るく華やかに描くライトコメディー。 玉木宏谷原章介松下奈緒松田翔太生瀬勝久児玉清ら、個性あふれるキャストも大集結。 女性のリアルな生きざまを、華やかで温かい独自のタッチで紡いでゆく。

 

いやもうここにトプキャの良さ全部詰まってんのよ。

この説明書き書いた人天才すぎんのよ。そんなわけで魅力を箇条書きで語っていきます。

 

①椿木春香のビジュが良すぎる

ま、まず一番最初はこれだわな。何をおいても。

天海祐希の髪の毛の長さどれが好きか問題は人それぞれですが、春香の明るめ茶髪ショートはほんのり宝塚時代を彷彿とさせる髪型。髪色の明るさがショートヘアだけに目立つし、

何よりメイクがいい!!!!!

キャスターという役柄上、バッチリ濃いめメイクがキマってんのよ。

ほんでキャスターだからカメラ目線が止まってないのよ。

バッチリメイクでカメラ目線ごちそうさまです!!!

下からライトもバンバン焚いてるからね!!!!

ただでさえ盛れてるビジュアルが500倍くらい盛れるわけね!!!

ちんまりしたお手手も可愛いね

まあ照明なんてなくたってうちの春香は常にバチクソ美しいわけですが。

とにかく常に春香のビジュが良すぎる。セミロング以上の天海派も認めざるを得ない強ビジュ。まずこれ第一。

②キャストが豪華すぎる

天海祐希主演、谷原章介矢田亜希子生瀬勝久玉木宏松田翔太松下奈緒児玉清て。

未来のF4も千秋先輩もゲゲゲの女房もおりますけども。もう今となっては集めるの絶対不可能なキャスト。故・児玉清さんも良すぎるんだこれが。児玉清さんありきのドラマみたいなとこある。そういう意味でももう二度と集められない豪華なキャストでThe News、お届けしております。

松田翔太がモブのAD役なんてもう二度と見れないぜ!?

だし、キャストのみんなビジュアルがキマりすぎてる。いい感じに平成を象徴するような髪型してる、松田翔太玉木宏矢田亜希子も。

みんなめちゃくちゃ眼福ビジュしてるから。天海祐希を筆頭に。

天海祐希 初月9主演

ああエモい。月9という響き。なんともエモすぎる。

2023年現在ではフジの月9ブランドなんて地に落ちてしまったけれど、OA当時の2006年は

まだまだ月9ブランドは健在で、その月9の天海祐希単独初主演ドラマというエモさ!!!

しかも時期が2006年4月〜7月クールっていうね。離婚弁護士で働くかっこいい女性像というパブリックイメージを作り出し、2005年に女王の教室で女優・天海祐希という存在感を確固たるものにしてからの2006年春ドラマで初月9単独主演ですよ。この”脂がのってきたブイブイ上がり調子の時”にきた月9単独主演っていうのもまた、エモいんですなあ。(cv 紀三郎)

④ストーリーが良すぎる

このドラマ、単なるお仕事バリバリこなすわよ⭐︎ドラマじゃござーせん。

もちろん椿木春香は伝説のトップキャスターなのでお仕事もバリバリやっちゃうわけなんですが、それだけじゃないッッッ!!!

アシスタントに任命した飛鳥望美(矢田亜希子)の成長をそっと見守る春香がいて、その望美とのちょっと変わった友情のお話であり、もちろん仕事の話でもあり、The Newsを一緒に作っていく仲間たちとの友情の話でもあり、The Newsを通じて一人一人成長していく学びの話であり、雅人との恋愛模様を描いた恋愛の話でもあり、通り一辺倒では語れない、実に深〜〜〜〜いドラマなのだ。

本当はすごく深いんだけど、かなりライトにコメディタッチに描いてるから一見気づかないんだけど、その華やかさもまたトップキャスターの良さなんす。

⑤名言がたくさん

この椿木春香という女、実に人間らしく女らしくて、自分の人生、自分の仕事に美学を持った最高の女なんですね。その春香の背中を追って望美は見違えるほど成長するんですが、望美にかける言葉には名言が山のように散りばめられてるわけ。もう何十回と見てるけど、自分も仕事を頑張るようになると沁みるんだコレが。

迷ったらやってみる。不安だったら飛び込んでみる。怖かったら、走ってみる。

人生のゴールって、スタートすることなんじゃないかな。

スタートがゴールで、ゴールが、スタート。

チャンスから逃げたらダメ。ピンチから逃げたらもっとダメ!

慣れちゃダメなんだよ。私たちの仕事は、人の心を、命を預かってる仕事なんだから。

椿木春香という女は、泥臭い努力をしながら踏ん張って血の滲むような思いで今の地位を築いてきた人間で仕事の美学をすごい大切にしてるわけね。

その美学ゆえに周りとぶつかったり誤解されることもよくあるんだけど、本当は誰よりも正直でアツくて真っ直ぐな最高の女なんです。私自身はチャンスを生かしてどうこうタイプの職種ではないんだけど、春香の人の心を大事にする仕事の姿勢に感銘を受けてるわけ。

本当にトプキャは働き始めると尚更その良さが沁みる。

⑥椿木春香の服のセンスが良すぎる

ビジュが良いのは一番最初に言ったじゃんと思ったそこの貴方。

ノン!!!!ビジュアルがいいことと服のセンスが素晴らしいことはイコールではないッ!!

これは個人的な癖の問題かもしれないけど基本的にジャケットにパンツ+ヒールっていうスタイルがクリティカルヒットしてしまう女なので、春香のスタイルがツボすぎる。

ジャケットにリボンパンツでちょっとフェミニンな要素も見せつつ、

このスタイル普通に真似したい

このヒールでバカ身長高い松下奈緒おんぶして走り回ってる春香

ただのジャケットスタイルじゃなく、毎回スーツ変えてるんだけどそのスーツが全部可愛いのよ。女はみんなプラダを着た悪魔好きじゃろ?そういうことです。

⑦雅人ことタニスとの恋愛模様が良すぎる

最後に声を最大にして言いたいこれ!!!!!

私がトップキャスター一番好きな理由の半分くらいコレと言っても過言ではない。

天海ドラマって何故か恋愛模様全然描いてくれないじゃないですか!?描いてくれても悲しい結末で終わることがほとんどで、幸せな結婚するエンドってほとんどないじゃないですか。

その点トップキャスターは一線を画してるんだな。

春香も雅人も意地っ張りで「いやもう確実にお互い好きじゃん…」っていうのに気づいてないのは本人たちだけみたいな可愛すぎる二人なんですが、

色々ありますが最後結婚します(特大ネタバレ)

かつてこんな幸せな恋愛面におけるハッピーエンドを迎えたことがありましたでしょうか。

椿木春香はとことん気が強い女ですが、雅人の前ではやっぱり女の子なんだよねええ!!!!そのオンナの面を描いた描写がトプキャはかなり多い。天海祐希の恋愛要素大好物人間としては、っていうか天海祐希好きな人間はみんな好きだろ!?みんな見たいだろ!?!?!

しかも何がいいって、一筋縄ではいかないのよこの恋愛模様

初っ端春香のビンタのシーンから始まりますから。

あとねえ、何がいいってねえ。タニスが良すぎるのよ。何がいいって身長差ね!!

春香は常にヒール履いてるから多分176-8cmくらいはあるんだけど、それでもタニスが183cmもあるもんだからこの絶妙な身長差が生まれるわけ。

昔一緒に見に行った映画釣りバカ日誌の待ち合わせ時間に遅れたことを責めてます

 

あゞありがとうタニス。ありがとうタニスをキャスティングしてくれたプロデューサー。

名前も優勝してる結城雅人はタニスしか考えられない。タニスしか勝たん。恋する天海祐希を存分に見せてくれてありがとう。トップキャスターに感謝。

…とここまでで大体トップキャスターの伝えたい魅力を箇条書きにまとめたところで

大好きなシーンの紹介いくよ!!!ついてきな!!!!

 

①第5話 ダーツマンに襲われる春香を守るタニス

何かと危険な目に遭いがちの春香。不審な動きをしている男が春香を狙ってる様子を高架下から見ていて、世界陸上ばりのダッシュで春香に駆け寄りすぐさまお顔を守るタニス。

「たまには僕のいうことを聞いてくれ!!!」と怒られて「ごめん(´・_・`)」とシュンしちゃう春香が世界一可愛い。

お顔むぎゅ木春香

②イイこと言った後の照れ隠し「とか言って笑」

春香ははちゃめちゃにイイ奴なんだけど、恥ずかしがり屋だから良いこと言っちゃった後は恥ずかしくなって「とか言って笑」ごまかします。コレはトプキャ全話見てるとちょこちょこやってる春香の照れ隠しです。可愛いね。

春香のおかげで私もとか言って笑でごまかす癖isついた

③第8話世界一美しいキスシーン未遂

これ言葉いらねえだろ。見ろ。とにかく見ろ。

作画ディズニーなんよ

④最終話 ボルマンキスシーン煽りガチ照れ中野祐里

ここ、ボルマンこと生瀬氏のアドリブでキスシーンをみんなで扇動してガチで「ちょっ////いやほんと////待って!!!!」とガチ照れしてるシーンなんですが、満更でもないタニスとガチで照れてるのは椿木春香ではなく、天海祐希でもなく、シンプルに中野祐里であることを声を大にして伝えたい。

ガチ焦りが可愛すぎて泣いちゃう

⑤最終話 自分から雅人の腕組みにいって恥ずかしくなり目を逸らす椿木春香

あえて説明しないし載せないから、自分の目で確かめて。

見たくなったでしょ?

 

はあ。本当はトップキャスター全てが名シーンだし毎秒スクショ対象なんだけどだいぶ絞ったよ。やっぱり私は春香とタニスのシーンが大好きなんだと実感。

 

いかがでしたでしょうか。

私の出来る限りを尽くしたんですが、トップキャスターの魅力は伝わりましたでしょうか。

この記事を読んで「そういえばちゃんとトップキャスター見たことなかったな、見てみよう」とか「見たことあるけどなんとなく見てたから見てみようかな」「椿木春香って可愛い!」

と一ミリでも思ってくれたら感動で咽び泣いちゃう。

 

2年ぶりくらいにトップキャスター見たんだけど、何回見ても本当に良いドラマだし

何回見ても新鮮に心に染みるし春香は可愛いし最高のドラマだ!!!!

天海ヲタクとして、これが絶対的に一番好き!!!というドラマがあって本当に幸せだなと思う。椿木春香!!!一生大好きだよ!!!!イマイチ誰も話題にしてなくても、私だけは絶対一生一番好きだからね!!!

 

というわけで。

4月から月曜9時ではありませんが、一時間遅いですが月曜10時から新ドラマ「合理的にあり得ない」

17年ぶりに月曜夜に天海祐希が帰ってきます!!!!!

こちらもよろしくお願いします!トップキャスターの配信ももうそろそろ終わるので!滑り込みでも遅くないよ!!みんな見てねトップキャスター!!!

ほな。

 

ヲタクの醍醐味〜僕のヲタク半生を振り返って〜

ヲタクの醍醐味ってなんでしょう。なんだと思います?

そんなことをふと思ったので、私のヲタク人生を少し振り返ってみたいと思います。

アタクシにヲタクとしての強烈な自我が目覚めたのは小学校5年生の時でした。(詳しくは一番最初の記事を読んでネ☆)当時、大阪で関ジャニ∞のヲタクとしての自我をグングン成長させてたアタクシ、そのクソデカ感情を誰かとどうしても共有したかった。が、2004年当時の関ジャニ∞は地元大阪でさえ一般人には知れ渡っておらず、まして小学5年生なんて初潮も迎えてるかどうかも分からんようなキッズで関ジャニ∞好きなんて奴、どこ見渡してもいなかったわけよ。そうすると、困った少女みきほ(11)、解決策をネットに求めました。

とはいえ当時のネット社会は今ほど身近なものではなく、まだ少しアングラな匂いが残っていて、ネットで知り合った誰かと実際に会うなんて危険なことだと認識されてました(まあ今でもそんな安全なわけではないけど)。

 

当時のジャニヲタ界隈には”相方””身内”という制度(?)がありましてね。勿論漫才するわけでもなんでもないけど、この子と私は仲良いんだ!みたいな女子特有のアピール社会がそこにありました。

私の人生初めての相方は、同じ渋谷担の1つ上の女の子でした。他にキムタクと山Pが好きな、赤色しか愛せない!みたいな女の子でした。ちなみに顔がとても可愛い。ふみコミュニティというアラサー世代は絶対アクセスしたことある掲示板で(今はもうなくなっちゃったけどね)出会って、仲良くなるうちに「相方になろうよ」ってどっちからだったか、言い出したんだと思います。一緒にプリクラ撮ったり、カラオケでDVD見たり、今のヲタク活動とさして大差ないことをやってました。その時私が小6、相方は中1で、たった一つしか年の差がないのにこんなにも大人なのか!と感動したのをすごい覚えてます。

当時はウィルコムなんて洒落たものないし、家電で一生ああでもないこうでもない、あそこの誰々が良かった、次のコンサートどうする?とか他愛もない話をして。

普通小学生って学校以外に友達できることなんて早々ないから、私の中で何か一つ世界が広がった瞬間でした。

 

その子とは同じ時期に関西ジャニーズJr.に担降りして、たまたま同じユニットの別の子だったから、一緒に受け列に並んだりもしてました。フフフ。

私は現場にそれなりに近いところに住んでたから、その子が行けない日も一人で列並んだりしてて、まああるあるなんですけど「私が並べてないのに一人でいくなんておかしい!」とか本当にめちゃくちゃしょうもないことで大喧嘩して、一旦相方関係を解消したりして。

今となってはしょうもなさすぎて笑えるけど、中学生にとっては大きな事だったんですねえ。

懐かしい。そんなこんなでくっついて離れて、また仲良くなって、そうこうしているうちに私は関ジャニ∞に出戻り、彼女はそのままJr担を続けて、自然と距離が出来て、その子の担当が事務所辞めちゃった関係でジャニーズからフェードアウトし、いつの間にか小島よしお本気愛になって全国を飛び回り、狩野英孝担の新しい相方を見つけてました。

今何してるかなあ、元気にしてるかな。

それが私の初めての、身の回りの世界から一歩外に出てできた友達でした。

 

そこから加速度的に世の中がどんどんネット社会になっていき、ネットで気の合う友達を探すことへのハードルがぐんと下がり、色々なヲタク友達が増えていきました。

当時住んでいた大阪だけでなく、横浜や東京の友達も増えていきました。その時の私はまだ14歳くらいだったので、ほとんどが年上の友達でした。学校でいう中2からする高2、高3とか雲の上の先輩すぎて挨拶する機会もないくらいだったけど、ヲタクの社会では年なんて関係なく対等な関係で友達になっていきました。

 

高校1〜2年生(2009-2010)が、私のヲタク人生の中で一番楽しかった時代なんですが、

それは関ジャニ∞がようやく売れる寸前のリーチかかった一番脂の乗った時期だったのもあるけど、やっぱりその頃に出会った友達の存在がバカでかい。その頃つるんでた5人組は、未だにずっと仲良しで、もう誰一人関ジャニ∞のヲタクじゃないけど、一生友達と思うんだ。

放課後、集まれるメンバーで頻回に繁華街に集まり、お金ないからサイゼかマックで一生ゲラゲラ笑って一生分のプリクラ撮った。誰にでも寛容なはずのサイゼリヤで、あまりにもゲラゲラうるさかったのか初の出禁を食らうなどした。(あの頃のサイゼリヤの店員さん、ごめんネ☆)高校時代の思い出は学校の友達と遊んだのと同じかそれ以上、この友達とある気がする。

 

ここでちょっと私の生い立ちの話をすると、私ってスーパーお受験キッズだったので、小学校から全部お受験で学校に入ってるんですね。そうするとまあバックグラウンドも大体似たようなとこに収束してきて、大体厳しめの親がいて、親の言うことをちゃんと聞くお利口ちゃんたちが集まってきて。つまんねえな、ってずっと思ってたのよね。私の家はあんまりそんな感じじゃなかったし、私自身全然真面目なタイプじゃないし、すでに強烈な自我を持ってたから、みんな大して何も本気で好きじゃないなんて、なんか皆面白くないなあって偉そうにも思ってた。実際「みきほは好きなものがはっきりしてて、それを好き!ってちゃんと言えるのがすごい羨ましいしかっこいいと思う」ってよく言われてたし。

今から思えば、同級生だって私ほど主張してなかっただけで面白い人間はいっぱいいたんだと思うけど、当時の私は生意気だったしガキだったから、そんなこと思えなくって。

だから、強烈なヲタクとしての自我を持った人間と次々出会うのが刺激的で面白かった。

所謂進学校にずっといて、当時まだまだガキだった私は偏差値の高さ=頭の良さだと思ってて、でもそのヲタクの友達と出会って、「頭がいいって勉強ができることだけじゃないんだ」っていう自分の中ではセンセーショナルな気づきを得て。(その子達が勉強できないって言ってるわけじゃないよ、でも本当に勉強と縁遠い子もいたから、そういう意味ね)

 

今でもずっと友達だけど、その子達が正直どこの高校行ってたか、大学に進んだの進んでないのか、はっきりしたことは分からない。こんなにも仲良しなのに、そんなこと知らない。

同じくらいの教養レベルで話があって一緒にいてゲラゲラ面白いんだから、そんなことどうだって良い。肩書きとか社会的地位、みたいな分かりやすいラベルで人をはかってしまいがちだった高校生の私にとって、この時にみんなに会えたことは今でもかけがえないものすごい財産だと思うな。

 

時は流れ、進学と同時に大学を離れ関ジャニ∞も全国的に売れたところでヲタクから離れてしまった私、その5人組のうちの一人に「あんたがエイトの10周年見届けんで誰が行くの?私子供小さいから行かれへん。私の分まで見てきて」と言われ、まあ確かにそれもそうかと思い、情報収拾のために何となくヲタクのためのTwitterを開設して。そうしたら瞬く間に友達ができて、その友達が友達を呼んで…気づいたら10人近くの大グループに成長していた。出会って1ヶ月経たないくらいで現場終わりにみんなで乾杯して、とにかく酒飲むのが大好きな愉快な友達だらけだったから、あっという間にどんどん仲良くなっていった。

当時もうすでに大阪には住んでいなかったけど、帰省のたびに集まって朝まで飲んで、一緒に旅行行ったり、現場入ったり、10数人でグランピングしたり年越しカウントダウンお泊まりパーティしたり、もはやヲタク事と全然関係なく、ずっと友達。

そのうちの一人の結婚式がもうすぐある。テーブルはそのTwitterで知り合った友達の円卓なんだって。花嫁そっちのけでずっと飲んではしゃいでるかもしれないけど、花嫁はそういう前提でその席を整えてくれてる。

結婚式にお呼ばれするまでの友達になるなんて、アカウント開いた時は思いもよらなかった。

その子たちと出会って今年で10年目?になるけど、出会った時とライフステージは皆全然変わってしまった。あの頃皆学生だったけど、就職したり結婚したり子供ができたり、住んでるところもバラバラで、もはや誰一人としてあの時と同じ熱量で推しを推してるわけじゃないけど。それでもずっと友達。推しを越えて、人生を語り合う友達。

 

”社会人になると、なかなか友達できないよ”

よく言われることだけど、これは真理だと思う。毎日忙しく働いてる我々にとって、職場以外で人と出会うことなんてかなり積極的に出会いを求めていかないと機会に恵まれないし、職場で出会う人間は絶対”上司””同期””後輩”のどれかにカテゴライズされてしまう。

この関係で、残念ながら損得勘定が1mmも介在しないという状況はほとんどない。

仕事柄、ほぼ毎年異動になってるから分かるけど、仮にどんなに仲良くなっても職場が変わっても変わらず仲良く、というのは残念ながらほとんどない。

新しい環境に行けば新しい環境で、また新たな人間関係が育まれそっちに忙しくなるから。

でもヲタクは違う。

ヲタクはそもそも取り巻いてる環境がはなから全く違う。だから今更どっちかが転勤しようが引っ越そうが結婚しようが、あまり大きい問題にならない。

”ただ同じ推しが好き”  きっかけはそんな些細なことかもしれないけど推しを通じて出会った、普通に生きてるだけでは絶対に出会えなかった友達。

長くなったけど、ヲタクすることの醍醐味ってここにあるんじゃないかな、と私は思う。

もちろん推しから供給される心のビタミンCは尊い。何であっても代用できない。

でもそれと同じくらい、もしかしたらそれ以上、推しを通じて出会う友達と過ごす時間って尊いんじゃないかな、と最近改めて思う。

こうやって長々書いてきたけど、ここに出てきた友達は私が出会ったヲタクの全てではない。到底ここに書き切れないくらいもっともっとたくさんのヲタクと出会い、自然に離れてきた。それは多分、「推しを好きというだけ」で繋がってたからだと思う。推しへの熱量は、経年変化していく。どっちかがどんどん好きになる一方でどっちかが離れていけば、その分だけ二人に距離が出来ていく。推しを好きという気持ちだけで繋がってる友情は儚い。今までそんな人間関係をごまんと経験してきた。

でも、そんな中でも「この子は推しへの気持ちが変わったとしても人間として友達だな」という推しを超えた友達に出会えることがやっぱりある。

20年近くこの電子の海で何百人のヲタクと出会い、絡んで、離れてきた経験値からその嗅覚には自信がある。本当は多分、そんな友達に一人でも出会えればラッキーなんだろうけど、超ラッキーな私にはそういう友達が何人もいる。

仮に私が結婚式をするとして、人数制限せずに友達全部呼ぶ事にすれば、半分はネットで出会った友達の可能性、十分にある。正直実生活の友達そんなに少ない方ではないと思うけど、それでも半数くらいはこのネットでヲタクをすることで出会った友達になると思う。

ジャニーズから足を洗った時点で私のヲタク人生は幕を閉じたと思っていたから、まさかこのタイミングで天海沼に戻ってシャカリキにヲタクすることになると夢にも思ってなかったけど。

 

もし天海さんに直接何か伝えられる機会があれば、

「天海さんから元気もらってるのはもちろん、天海さんを好きになったことで、普通に生きてたら絶対出会えないような全国の友達といっぱい出会えて、その友達からも元気もらってます!天海さん本当ありがとう!!」って伝えたいと思います。

 

ヲタクって楽しい!𝑪𝑨𝑵𝑴𝑨𝑲𝑬 𝑻𝑶𝑲𝒀𝑶!!

お後がよろしいようで。

にーぜろにーにー。

本日アタクシの雑記となります。天海ちゃんのお話はほぼ出てきませんので悪しからず。

 

もう今日12月30日なんだな!仕事納めてないし、全然普通の土日くらいの感覚。

がっつり師走じゃないですかあ。今年そんな忘年会もしてないしな。関西の年末お笑い特番もいつの間にか見る習慣がなくなってしまったし、本当に年末を感じることがなくなってしまった。いや、毎年言ってるけど今年ほんと一瞬だったな。体感で今年は3週間くらいしかなかったのでは???

 

そんな2022の感想ですか?一言でいいすか??

最高に楽しすぎた!!!!クソ楽しかった!!!!(フォント4万)

毎年言ってるんですけどねこれ。毎年「いや今年過去イチ楽しかったな??来年さすがに今年の楽しさ越えれそ?大丈夫そ??」って思いながら年越して、ガッツリちゃんと去年を超えるクオリティかましてきて、「去年あれくらいで楽しいとか思えてたの?去年の私可愛くね?」くらいに思って次の年を迎えてる。この右肩上がり調子でありがたいことにここ20数年やってきました。

 

今年は本当にね、例年よりよく働いた!!!!毎年よく働いてるけど!!

BOSSでいう片桐くらい定時で帰ることに命懸けてるこの私が結構残業した!!

当たり前に無遅刻無欠席!!!振られた仕事は嫌な顔一つ弱くらいして、でも基本的にニコニコ頑張った。しこたま働いて、ガッツリお賃金頂戴して、そのお賃金で経済回しまくった。ウンウン。アタシ、生きてるッッッ!!!!って感じる瞬間、多かった。

 

そりゃ勿論仕事キチ〜〜〜辞めて〜〜〜俺この仕事向いてね〜〜〜!!!って思うことも

しばしばありましたけども、どんな時もめちゃめちゃ頼りになって尊敬できる先輩が絶対力貸してくれたし、愚痴り合える同期や仲間、可愛い後輩達、スタッフの方々に囲まれて、本当にのびのびバリバリ、明るく仕事ができたなあってカンジ。

社会人になりたての頃、今の私と同じ学年の先輩を見て、

「あんな風になれてるかなあ、なれてたらいいなあ」って思って見てたのが自分の中ですごいあって、今その学年になったわけだけど、まあそう遠くない位置で仕事できてるんじゃないでしょうか。

 

とはいえやっぱり私は仕事を人生の中心の軸に置くのは絶対嫌だし、

わたしはアフター5にこそ人生の大事なものは詰まっていて、アフター5を輝かせるために日中の仕事があると本気で思っている人間なので(影が濃いところは光が強い的なネ☆)、

アフ5を充実させまくることができたのが何より良かったですわね。

まあアフ5が輝いてたのも、そこまでの仕事頑張ったおかげっていうのもあるし。

 

この歳になって、大好きな仲間たちと酒飲んで朝まで花火400発するとは思ってなかった。

線香花火に飽きることってあるんですね、人間。

アホほど笑いました。大学生じゃないのよもう我々。こんなアホなことできる仲間に恵まれて本当に幸せ者です。(※迷惑にならないような場所と声量でやらせてもらってます)

大好きな映画も仕事終わりにサクッと見に行って帰ったりで、なんだかんだ映画館で30本は見れたし、ジムも週3ペースでコンスタントに通えてましたし、うん。今年のアフ5はめちゃくちゃ輝いてたな。

 

旅行もね〜〜やっと海外が解禁されましたからね〜〜〜〜

20代のうちに、自分の中でこれ!っていうエピソードが何か一つ欲しくて、

一人でニューヨークに行ったりしてました。

昔の心配性で怖がりだった私だったら、色んなこと常に確認しておかないと不安で、予想外のアクシデントが起きたら結構パニックになってたと思うんだけど。

いいことも悪いことも、小さいことから大きいことまでたくさん経験してきた今の私にもはやほとんど何も怖いものなんてなくて、「まあ何か起きてもどうにかできるっしょ〜私なら!」くらいにドーンと構えた自分と、実際どうにかしてる自分がいることを発見しました。

 

マンハッタンの風を感じながら、ロックフェラーセンターまでチャリで思いっきり爆走してた時にふと湧き上がってきた、「あ、私の行動力もうほぼカンストしたわ。最悪一人でも全然生きていける。怖いもの、何もない」というある種無敵ともいえるその感覚は、今後の人生でもきっと私の大事な道しるべになってくれることでしょう。

 

20代の最後に、最高の20代の集大成として、自分を振り返って自分と向き合う旅に出られて本当に良かった。

セントラルパークでどんぐりが教えてくれたメッセージはわたしだけのひみつ!

 

仕事終わりに深夜便で週末バンコクキメたり、毎月一都三県以外に必ず行く!!!と決めて国内もあれこれ旅することができました(11月はコルドニアに毎週入国してたのでできなかったけど)。

あと47都道府県残り一県なんですが、全国制覇は20代のうちに絶対成し遂げると決めているので、2023年の目標です!!!フフフ。

しこたま働いて、稼いだお金でしこたま遊んで旅をしていっぱい色んな経験して、本当に生きたお金の使い方したなァ〜!!アタシ最高に生きてるなァ〜〜〜!!!という一年でした。

結構お金使ったけど、本当に「これは無駄だったな…」みたいなお金1円もないもん。

2022年のアタシはめちゃめちゃ生きてました。

 

もうここ10年くらい所謂ヲタクから離れてましたけど、薔薇サムで

「やっぱり私は天海祐希が理屈を越えて好きなんだ…」と否が応でも思わされてしまい、

自分の思いを吐き出す場所が欲しくて作ったツイッターのアカウントで思いもがけない素敵な出会いにたくさん恵まれて、2022年イイ事しかなかったな???

 

ヲタクをやることの一番の醍醐味は、ヲタクをしていなければ、同じ対象を好きでなければ絶対に出会えることのなかった素敵なお友達に出会えることだと思っているので、

オンラインでもこんなにゲラゲラ笑うことが出来て本当に幸せでありんす。

来年もあまみチャンにいっぱい会えるといいな!今度は友達と一緒に。

 

2023年の目標は

・20代のうちに47都道府県制覇

・アフ5は充実させ続ける

・ボディメイクもうちょっと負荷かける

・今年は忙しすぎてお家時間を充実させられなかったので、お家をエンジョイする

・最高の30代のスタートを切る

でいこうと思います。

 

多分来年の今頃も「2023年最高すぎた!!!2022年の私、あんなんで楽しいとか言ってたのかわいい!今年は2022年の比じゃなかったわ」って言ってるわ。見えた。

 

というわけで1日早い2022年の振り返りでした。

みなさん良いお年を!!

私は明日も仕事です。ま、それも私らしくていっか〜〜〜☆

 

 

天海祐希と同じ時代を生きるということ

まずは薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還- 大千穐楽 本当におめでとうございます!!!

このご時世、3ヶ月以上のロングランでキャスト、スタッフ数百名単位で4都府県を周って66公演一度も休演することなく大千穐楽を迎えられることって本当に奇跡に近いと思う。

最近は本当に感染者数増えていたし、9月なんかは逆に割と落ち着いてたから、宴席大好き新感線の皆さんは、地方だし飲みに行きたい誘惑も強かっただろうに、皆さんのプロ意識の高さや運の良さ、丈夫な体、愛に溢れたカンパニー全てに感謝…!!!

 

さて。アタクシ。

大阪1公演、東京4公演ライビュ1公演と計6回観劇させていただきました。

11月は毎週末コルドニアに入国させていただいて、最後は「あ、自分もう身体を重ねない限り天海祐希とこれ以上近づくことないわ」くらいの距離で拝ませて頂きました。

「待てコラアァァァ!!!!!」と叫びながら風のように私の真横を走り去っていった時に見た、あの彫刻みたいな横顔と吸い込まれそうな目力、鼻筋の美しさ、肌の白さ、顔の小ささ、手足の長さ、走り抜けていった時の風の感覚と合わせて網膜に焼き付いていて、多分死ぬ間際に思い出す光景の1シーンになってるんだろうな。

 

ヲタクをやっていると、「この現場はヲタクとして絶対に外してはならない」という感覚が養われるわけなんですが、言わずもがな薔薇サム2は完全にその現場でした。

多少の無理をしても、ちょっとくらい職場に迷惑をかけても行かなければならない現場でした(1日だけ有給とったけど、職場から電話かかりまくってて割とやばかった)。

 

薔薇サム2は、天海祐希の魅力パッケージ、天海祐希ガチャSSR50連、天海祐希ヲタクの夢小説の実現、天海祐希ヲタクが43 ℃の熱発して脳が変性して死ぬ間際に見る夢、天海祐希ヲタクのあんたの夢叶えたろかスペシャル。

 

まさか令和4年に天海祐希が黒燕尾タキシードで男役ステップ踏みながら、愛あればこそのパロディやるなんて誰か思いましたかっつー話よ。

しかも回数重ねるにつれ本人もノリノリで、特大ウインクかまして投げキスを上にトスして捕まえて放り投げるってその必殺技なんですかどこで誰に習ったやつですか!?!??!!そういうのやらない契約だったんでは?どういう心境の変化!?

 

アタクシ、ゆりちゃんが月組トップスターに就任した1993年生まれですので、この世に生を受けてたとはいえどう足掻いてもゆりちゃんの男役姿をリアタイで拝むなんて無理なわけで。

しかも、宝塚歌劇団とは程よい距離を置きつつ、あまりその多くを語らず、数多くのOGジェンヌさんのように男役だった時の名残をチラ出しすることもなく、「あっそうだったそういえば宝塚出身だったわ」ってなる時もあるくらいのあの天海祐希が!?!?!?!!!

 

この薔薇サム2 のために、今までそういうの封印してきたのかと疑うまである。そういうことちょいちょいしてると有り難みが薄れるからね。

しかも、いくら若々しいとはいえさすがに実年齢55歳、退団から約30年経ってるのに現役の時のタキシード姿と何が違いますの????なんだったらヅカメイクでもなく、普通の舞台化粧でその麗しい男性の仕上がりはどうなってますの????パワーアップしてません?

 

ゆりちゃんの男役って、男性!っていう濃厚な感じではなく少年らしいというか、男性でもなく女性でもない神秘的な生き物というか、少女漫画に出てくる爽やかでカッコよくて可愛くて守られたいけど守ってあげたいみたいな、いやいやそんなやつおらんって(笑)みたいな盛り過ぎの「アタシたちの中に誰にでもある、少女のアタシの人格が求める理想の男の子」の具現化ですよね。実現していいんですか?同じ次元で見せてもらっても???

その天海祐希の男装姿があの時の格好で、あの時のステップを踏みながら、あの時には見せることのなかった特大のキザりを搭載してパワーアップして蘇ってるなんて… ネタバレ踏まずに行ったので、普通に目を疑った。

「え、これゆりちゃ…いやいやさすがにちが…あ、いや天海祐希だ…」

ってなった感覚と、会場のどよめき、一生忘れません。

 

トートのエリザパロも、さすがに強火天海担トップヲタのいのうえさんの願望丸出しで、

本当にヲタクは権力持ってなんぼだなと思いました。いのうえさん、本当に欲望むき出しにしてくれて、ゆりちゃんにやらせてくれてありがとうございました。いくら包めばいいですか?高級マンゴーとか贈った方がいいすか??

トートのツボはサイドの編み込みです。異論は認める。

 

コスプレの数々だけでなく、舞台の0番に立って両手を広げるだけで空間を完全に支配する天海祐希が、あまりにも天海祐希で、本当に心揺さぶられました。

そうだった、これが天海祐希なんだった。

 

あのオーラは何なんでしょうか。オーラがくっきりとした輪郭を持って可視化されてますよね。美しいとかかっこいいとか、そういう言葉では全然足りなくてただひたすらに神々しい。美しい彫刻とか絵画とか、芸術作品を見ているような、神聖な神社のお社に向き合ってる時みたいな、あまり日常で感じることのない感覚。

本当に、舞台に立ってスポットライトを浴びるために生まれてきた人だなあ。

天海祐希と同じ時代に同じ日本で生まれて、この目で生の天海祐希を見ることができて、耳で天海祐希の歌を聞くことができて、全身で天海祐希のことを感じることができて本当に良かった。

力強いまっすぐな目、美しい鼻筋、大きな口、まっすぐに生え揃った白くて綺麗な歯、綺麗な富士額、それが全部入って余白もしっかりあるのに信じられないくらい小さな顔、芸術作品みたいなEライン、真っ白で透き通った肌(ドーラン塗ってない顔より下の方が顔より白いってどういうこと)、綺麗に浮き出た胸鎖乳突筋、セクシーな首元のホクロ、長くてすらっとした長身、華奢でしなやかなボディライン、まっすぐ伸びた長い腕、大きいのに女性らしくてほっそりした手、丁寧なネイルを施してある細くて長い指、人間と思えないくらい長い足、一つ一つ完璧なパーツが、それぞれ完璧なバランスを保って位置している、本当に奇跡みたいに美しい人。

 

それだけでももう十分すぎるくらい十分だけど、最後のカーテンコールで3 階席から2階席、1階席と会場を余すことなくなぞってお礼をする時の温かい目。古田先輩が出てくる時の楽しそうで優しい目。客席全体をまとめてマントで抱きしめる時の嬉しそうな顔。ライブビューイングであらかじめ台湾語でのありがとうを調べておいてそれを大声で叫ぶ優しさ。こんなハードな舞台を3ヶ月終えた時にはテンション上がっちゃって自分から古田先輩に抱きつきに行っちゃう可愛さも兼ね備えていて、ライビュでセリフを噛んじゃった時にほんの一瞬だけすごい悔しそうな表情が出てしまう人間らしさとか、見た目の美しさとか舞台人としてのストロングポイントだけじゃなく、この人のこういうところがすごい好きだったんだ。

 

どの公演に来ようとも、平等に高いクオリティを保った舞台を続けるために、自分の持ってるスキルを余すことなく発揮できるよう常にアップデートして努力を惜しまないその姿勢が、あの人間離れした神々しいオーラを構成しているのかもなあ。

 

どんな人にも平等に優しくて愛に溢れた人だから、休演になることに対して人一倍悔しがりそうだし、それもあって本当に走りきることができて良かった…!!

 

このコロナ禍でエンタメ業界はかなり打撃を受けたと思うし、さすがの天下の新感線も例外ではなかったかもしれないけど。

この鬱屈とした世の中だったからこそ、どの角度からどう見ても最高の大娯楽作品、薔薇とサムライ2をやってくれた意味があったと思うし、かっこいい大人達が全力でふざけて、全力で真剣で、でも肩の力は抜けてて、どしっと構えてる姿がもう超超超かっこよかった。しびれた。

ド級のエンタメの全身で浴びると、人は本当に幸せになるし、月並みですが明日から頑張ろうってなるよね。心のビタミンC、大事。本当に。

世代交代がテーマのお話でしたが、まあ相対的に見ると私はバトンを貰う新世代に分類されるんだろうけれど、こんなにカッコいい大人達になりたい…!!!って全力で思わせてくれたよね。というかあの人たちカッコよすぎるし、あんな風にはまだまだなれっこなさそうだし、これからも一生かっこいい大人達でいてほしい。ね。

 

今回の大千穐楽は仕事の都合でどうしても行けそうになかったので、

次回のゆりちゃんが出る新感線の大千穐楽に絶対行くぞという目標ができました。人間目標ができると生きる気力も湧いてくるってもんよ。

天海祐希を好きになって12年弱、前回の薔薇サム無印直後に沼落ちした私にとって、薔薇サムは憧れの作品であり本当に行けなかったのが悔しくてたまらなかった作品でもありました。

こんな形でこんな最高な薔薇サムに行けるなんて夢にも思ってなかったし、天海祐希のあんな姿を見れるなんて夢にも思ってなかったし、生きてみるもんですね。

生きてたらいいことあるね。

 

この12年、アンヌが海賊から立派な一国の女王になったようにアタクシにとっても激動の12年でした。17 歳が29歳になってますからね。今気づいたけどこれ、ゆりちゃんが宝塚音楽学校に入学してトップスターになって退団するまでの期間とドン被りじゃん。これも何かの縁ですね。

アタクシ実はケッペルと同業者なんですが、この12年っていうのは本当に相当大変でありんした。ゆりちゃんのことはずっと大好きだったけど、どうしても本当に忙しかったりヲタクをするのに不利なところに住んでる時期もあったり、自分の人生でいっぱいいっぱいだったんですね。ゆりちゃんの言葉を借りるなら「自分の人生を全力で応援してる」時期というかね。

ゆりちゃんからしたら褒められるのかもしれませんけれども、別に精力的に追っかけなくても、街を歩けばテレビをつければ目に触れるわけです。

なんせ天海祐希なんでね。大女優なのでね。見ようと思わなくても目に飛び込んでくるからね。「あ〜次はこんなドラマに出るのかー時間合えば見よ」「今度はこの特番ドラマかあ」「あ、新しいCM」「視聴率良かったのか安心安心」くらいのゆる〜〜い追い方をのらりくらりしてたんですけど、ここで本腰入れ直します。およそ10年ぶりにガチらせてもらいます。

 

とはいえ比較的忙しい毎日で他に好きなこともいっぱいあったりするので、

ずっとこの熱量で、というわけにはいかないかもしれない。けど今回の薔薇サムでやっぱり天海祐希だけは何年経ってもどうなっても一生好きだなと再認識したので。

自分なりのペースで気ままに、でも確実に天海祐希に一生ついていきたいと思います。

自分の人生を充実させて、バキバキ働いて稼いだお金で天海祐希に会いに行くほうが、

天海祐希にも顔向けできますからね!!!

 

幸運にも天海祐希と同じ時代を生きることが出来て、

天海祐希にもらったパワーで全力で自分の人生を生きることが出来て、

私ってば超絶幸せ者じゃない??

次の大千穐楽まで頑張って生きよ。天海祐希を好きでいられて良かった。

よくやった、12年前の私!!!!(cv.アンヌ)

 

こんな気持ちにさせてくれた劇団☆新感線の皆様、薔薇サム2に関わってくれた全ての人、そして何より天海祐希様、本当にありがとうございました。

私は幸せです〜!!!!!

 

 

 

 

 

 

You&J〜あなたとジャニーズ、私と青春〜

You&J

今はもう耳にすることのなくなった、懐かしさとエモさと、胸がギューっとなる感覚が押し寄せる単語。

私はかつてジャニヲタだった。

それも、恐らくジャニヲタの世界で一番厄介で特殊な、このYou&Jという世代の。

 

今はもうジャニヲタは完全寛解に持ち込めていると自負しているけれど、

たまに何の前触れもなく急な発作が起きたみたいにあの頃の動画を見漁る。

今はYoutubeに何でもあるから、いい時代になったもんだ。

 

私の自己紹介。

2022年7月で、29歳になる。華のアラサー。おジャ魔女どれみの初回を正座待機して、モーニング娘。のカードをこれでもかというくらい集めて、ミニモニ。ハム太郎の夢のコラボに胸を踊らせ、エンジェルブルーを着て、大好き五つ子と共に成長し、夏休みはキッズウォーを見ながらそうめんを啜り、匂いつきペンでプロフィール帳を書いていた世代。

辻派加護派?矢吹派小田切派?という問いかけを避けては通れなかった世代。

 

矢吹隼人派の、元渋谷すばる担。

 

夏休みに何となく見ていたドレミソラという昼ドラに出ていた内博貴を見て、「えーかっこいい〜」と思っていたらNewsでデビューするらしいということで、堂本兄弟を見ていたら「こっちの方が好きかも」という感覚で隣に座っていた錦戸亮にスライドし、そこから関ジャニ8に入って、KAT-TUNもめっちゃ好きになる、みたいな感じでズブズブとジャニヲタの沼に足を踏み入れていった。

世はごくせん2でフィーバーしている時代。何となく好きだった錦戸亮が、ごくせん2でジャニーズ熱そのものが加速していって、2005年2月にジュニア情報局入り。

こういう場合もごく出っていうのかな。グレーな感じだから、私は半分ごく出だと思って永遠の新規と自負している。

どこで渋谷すばるが出てくるねんという話になるが、まあそれは長くなるから割愛するとして、大体大阪レイニーブルースらへんと認識してもらえると差し支えない。

 

本命はエイトだけど内亮から入った身としては、掛け持ち先のNewsも気になる。

でもKAT-TUNも好き。当時はまだYou&Jという呼び名はなかったけど、

ああ、なんて最高な3 組なんだ。そう思ってた。

 

加えて3組の関係性も絶妙だった。

KAT-TUN少年倶楽部の司会をしていた。何かにつけてNewsもエイトもゲストで出ていた。

SMAPだkinkiだ先輩のカバーをしたり、オリジナル曲を歌ったり。

 

エイトの上三人は少し先輩だったけど、他はほぼ同世代で距離も近く、Newsは正統派ジャニーズとしてキラキラしていて、ちょっとヤンチャな雰囲気のKAT-TUNはとにかく勢いがすごくて、エイトは負けないように関西色を全面に出したり、みんなそれぞれ荒削りだったけど、とにかくエネルギーと若さに溢れていた。

 

当時11歳。まだ初潮も迎えてないような、ランドセルを背負ってるただの子供にとって、 そんなハタチ前後のイケイケのお兄ちゃん達はたまらなくカッコよく見えていてキラキラしてて、いくら手を伸ばしても到底届かない憧れの存在だった。

 

でも、やっぱり当時からみんなヤンチャだった。

現在の末路を見てもわかると思うけど、本っっ当にみんなヤンチャで、ピンピンに尖っててどうしようもなかった。

あの頃から気分が乗らないときは思いっきり不機嫌が顔に出るし、MCで一言も喋らないなんてザラ、やれ○○とXXが不仲でハブりが起きてるとか、熱愛報道なんて日常茶飯事、FRIDAYに連載を持ってるメンバーも数人いたり、ライブより六本木のクラブに行けばいつでも会えるアイドルと揶揄され、ヤラカシに激怒してケータイ逆パカするわ、未成年飲酒で謹慎になるわ、とにかく気をもむことの多いこと。

 

本人達も荒削りでピンピンに尖っていれば、それを反映するかのようにファンも尖りに尖っていた。

何かと言えばすぐに対立していたし、社会全体今ほどコンプライアンスも高くなかったので、とにかく皆驚くほどに口が悪かった。

 

あの時は今ほど全然ネットが浸透していなかった時代。

ネット民はまだ少しアングラな存在だった。

Youtubeも2005年に出来ているし、Youtubeに上がった動画を見て過去に浸るなんて、全然主流じゃなかった。

見たい動画はファイルおくーるとかいうファイル転送サービスで貰ったりしていた。

ファイルおくーる、今もあるのかな。

 

当時はYoutubeの直リンを貼るとサーバーが重くなるので、リンクを貼るのはご法度だった。

リンクを貼るやつが出てきたら「半年ロムれクソ新規」と怒鳴られた。

ジャニーズのことで、例えばあの曲を披露したのはいつの少クラですか、とか聞いても「そんなことも知らないとか本当に新規はクソ、自分で調べろ」と一蹴された。

とにかく最近ファンになった新規には人権がなかった。

でも好きだから、知りたいから、一生懸命調べた。

ネットに転がってる情報はくまなく調べた。

よくわからないメルマガを購読したりもした。

空メールを送ったら歌詞が送られてくるサイトで、歌番組で披露されていない幻の2番の歌詞を調べたりした。

 

ごく出は永遠の新規と罵られ、あれも見てないの〜?プププとマウントを取られ、教えて欲しいことは自分で調べろと言われ、

当時小学生だった私は、あの頃の画面の向こうのお姉さんヲタク達に随分精神を鍛えられたと思う。

解釈違いのヲタクは全部殺す、そんな雰囲気があの頃のYou&Jのヲタク達には確実に流れていた。

 

その勢いが最高速度に達したのはKAT-TUNがデビューする前後だったと思う。

それまでNewsにも関ジャニ∞にもファンクラブはなくて、ハガキ24枚送れば誰でも入れるJr.情報局で管理されていた(今から思えば本当に謎ムーブだった、内亮が掛け持ちしてたからなのかな)。

KAT-TUNがデビューして、そりゃあ東京ドームでライブもやってるしベスト盤出てるし、単独ファンクラブできるんだろうなーくらいに考えてたのに、

「このたびNews、関ジャニ∞KAT-TUNの合同ファンクラブが発足しました。You&Jです。意味はあなたとジャニーズです、よろしく」というお知らせとともにホテルのルームキーみたいな黒い会員証が届いた。

 

これはKAT-TUN目当てに入ってる人がエイトやNewsのコンサートにも申し込めるし、その逆も然り。

ヲタクの巧妙な名義の貸し借りとか、軽い気持ちでライブ行ってみるとか、そういうことができちゃった時代だから、他のグループのことは今より全然身近に感じられた。

まだまだお笑い色が強かったエイトのライブに慣れている人間が、たまに、KAT-TUNのライブに行くと、衣装の布の多さとか、火薬の量に驚いて、かっこい〜!!ってなったりした。

盛り髪ヒールは暗黙の了解で禁止だったけど、そんなマナーもへったくれもなく客席はシリアぐらい治安が悪くて、MCでは思い思いの丈を叫ぶわ、メンバーに吹き矢が飛ばされてるわ、あまりの文化の違いに怯えたりもした(知らない人は『KAT-TUN 吹き矢 ヨウヨウ』で検索してみよう)。

 

その違いが楽しくて、それぞれのグループはあまりにも違いすぎてライバル意識とかそういう感覚もなく(本人達はどうか知らないけどね)、

ただただ青春のど真ん中に居座っている、永遠のお兄ちゃん達だった。

 

あの頃のヲタクって、You&Jより年上の世代ももちろんいっぱいいたけど、

ボリュームゾーンは少し年上のお兄さんに憧れてる、YJと同世代〜一回り下くらいだったから、みんな思春期ど真ん中に直撃してたんだよね。

思春期の微妙な時期に、あんな脆くて儚くて、でもめちゃくちゃかっこいいちょっと年上の兄ちゃん達がいてくれた幸せ。

 

ジャニーズ事務所全体が今より全然適当で、ざっくばらんで、荒っぽくて

「はい明後日急遽握手会やりまーす」みたいなさ。

そのジャニーズ事務所の荒削り感と、ネット社会の発展途上の過渡期と、自分の思春期、タレント達の成長過程がフルコンボで直撃してる我々You&J世代はさ、そりゃあいつまでも引きずるよ。

 

前例のない2ユニット掛け持ち、森内の脱退、エース格の内博貴が謹慎になり先行きが見えなくて、草野もやらかし、KAT-TUNより先に修二と彰がデビューして、鳴り物入りKAT-TUNデビューだと思ったら半年で赤西が留学し、気づいたら脱退して、デキ婚して事務所も辞めてて、お前のためのユニットやったんちゃうんかいという山Pと、錦戸がNEWSを抜けたり、もうなんか書ききれないくらいイベントが起きすぎて、

よそ様のグループのあれやそれやを、わかるよ、その気持ちとまでは言えないかもしれないけど、青春にYou&Jがあるガールズ達はみんなそれぞれ、「好きで追っかけてるのになんでこんな気持ちにならなあかんねん」という思いをぐっと飲み込んでその都度、心にYou&Jと刻みながら乗り越えてきたんだよね。

 

仁k亀c みたいな時代を感じさせる表記、メールの送受信画、ジャニーズWebの謎の着ボイス、ジャニーズショップの黄色い袋、擦り切れるまで見た少年倶楽部の録画、Myojo御用達の上半身裸のグラビア、一生繋がらないんじゃないかと思うくらい繋がらないナビダイヤル、「…ナビダイヤルでおつなぎします。」が聞こえた時の緊張感、今月はエイト会報に載ってるかな?というドキドキ感、幸せの青い封筒が届く日、お小遣いの中で「今月三誌どれ買おう?」とやりくりした日、カウコンで3Gが絡んだ時の興奮、全てがキラキラした私の宝物だ。

 

野球中継が押して録画がうまくできてなくて悲しんだり、露出が増えたと喜んだり、

ほんと些細なことに一喜一憂して、あの頃のわたし、本当に忙しかった。

 

あの時、掲示板でたくさんバトルしたヲタク達、元気ですか。

散々新規と罵ってくれたお姉さん達、まだヲタクしてますか。

お姉さん達のおかげで、徹底的に調べることの大切さを学んでそのスキルを得ました。

今では知りたい情報をすぐに引っ張ってくるので、皆にそのリサーチスキルを驚かれます。

あの時は怖かったけど、今となってはとても感謝しています。

あの頃の私達は、今の私たちが「15年後からきました。赤西田中田口すばる錦戸山下手越草野が事務所辞めました。」ってスレッド立てたら、どんな反応するでしょうかね。

また大喧嘩になっちゃいそうですけど、事実だから仕方ないね。

あの時思い描いていた未来ではなかったかもしれないし、私もとっくにジャニヲタから足を洗ってしまったけれど、今でもたまにあの日々を思い出します。

決してポジティブな感情だけではなかったけれど、思春期にいろんな感情を教えてくれて、

2000年代後半っていうすごい微妙な時期に、青春ど真ん中を、You&Jに捧げることができた私は幸せでした。

 

とっくにあの頃のみんなの年齢を超えてしまったけれど、

当時のメンバーは半分くらいいなくなっちゃったけれど、

あの泥臭くてキラキラした日々は私の一生の宝物です。

あなたとジャニーズ。私とジャニーズ。

You&Jよ 永遠に。